アナアキストの悪戯
伊藤野枝 著
ISBN:978-4-910661-00-1
習俗打破! 大正の世において因習にとらわれず、国や権力からも縛られずに生きようとした伊藤野校。大杉栄や仲間たちと過ごしたアナキスト時代の生活が本人の筆でいきいきと綴られる傑作選。尾行をまいたり、警察のスパイや自称愛国者をからかったり、権力にひるまずユーモアあふれるアナキストたちの悪戯な日常。毒舌通ぎる人物評など、本作では伊藤野枝のユーモア作家としての一面も発見することが出来るだろう。付録には同志、村木源次郎、和田久太郎が、虐殺事件後に彼女について書いた追悼の文章も収録。
(1,200円+税)
発売予定日2025年10月11日
ー総ルビ版ー
大杉栄・伊藤野枝・橘宗一死因鑑定書
田中隆一 / 大杉栄 / 伊藤野枝 / 橘宗一 / 和田久太郎 / 大杉あやめ / 通天閣盛男 著
関東大震災の混乱の中、官憲により虐殺された大杉栄と伊藤野枝、そして甥の橘宗一(6歳)。軍部の隠蔽により、甘粕正彦憲兵大尉の単独犯とされてきたこの「甘粕事件」は、一九七六年に発見された『死因鑑定書』によって、実際には集団暴行の末の殺害であったことが明らかとなりました。本書は、その「死因鑑定書』全文を収録するとともに、付録として『小説・死因鑑定書』、同志・和田久太郎による記事『大農大火による騒乱と奴等による逆襲ー並びに急進愛国党の出現ー』、さらに宗一の母であり大杉栄の妹でもある大杉あやめの手記『甘粕事件以後』を併録しています。多くの読者に届くよう『鑑定書』は総ルビ版で刊行しました
(1,000円+税)
発売予定日2025年10月11日
※この商品はZINEです。